手術の翌朝
傷口が痛いような身体中が気持ち悪いというか、、、なんとも言えないこれまで経験したことのない不快感で目が覚める。当たり前だかお腹は痛い(笑)
かといって何かできるわけでもなく、気分を紛らわせながら再度眠りにつけるのをひたすら待つ、、そんなことを2、3繰り返してなんとか朝を迎えた。
身体は管だらけ!!
朝になり看護師さんが部屋のカーテンを開けてくれ、窓越しに入ってきた光で自分を身体を見てビックリ!!
マサニなんじゃこりゃー!!という言葉がぴったりと来る衝撃
だって身体の至る所から管が出てるんだもの。
その数数えてビックリの4本!それぞれどんな感じでついていたかというと
1本目:場所_左腕
:目的_点滴(24時間連続で点滴を投与)
2本目:場所_背中
:目的_痛み止め(手術前に取り付けた管を通じて、こちらも24時間痛み止めの薬がちょっとづつ自動的に投与される、ターボスイッチ付き!)
3本目:場所_お腹の手術で開けた穴の一つ(そこから身体の中に管が入っている)
:目的_手術による膿みの排出
4本目:場所_下腹部
:目的_トイレ代わり
これらがガラガラと押す台車のようなものにつながっていて、動くときは管が絡まらないように気を付けながら、台車をゴロゴロと押していかなければいけない。”人造人間”という言葉がぴったり来る、そんな状態になっていたことに気づかされ唖然とする。
世界一美味しいぶどうジュース
翌日は、絶食だが水分は飲めるとのことで、コップ一杯のぶどうジュースが配られる。
普通の人なら、はいそうですかとそのまま飲むのかもしれないが私はそうはいかなかった。
だって胃を切ってつなぎ合わせてるんすよ!
疑問その1:手術からたかだか一日ぐらいしか経っていないのに、もう飲んじゃって大丈夫?
疑問その2:胃はちゃんと繋がっているの?
疑問その3:つなぎ目から漏れたりしないのか?
などなどいろいろ考えてしまい、思わず看護師さんに
「ぶどうジュースが胃のつなぎ目から身体の中に漏れたりしないですよね??」
と真顔で聞いてしまい、その場にいた看護師さん全員に大爆笑される(笑)
だってそうでしょー、どうやって繋げたかはわからないけれどすぐにピタッとくっつくなんて思えないし。
でも、大丈夫ですよ!という看護師さんの説明を信じて、ぶどうジュースをひとくち口に含み、ゴクッと胃に流し込む。
そのぶどうジュースのなんと美味しいこと!!、濃厚な舌触り、口いっぱいに広がる自然な甘み、、、これまで飲んだぶどうジュースの中で一番美味しかった!!!
飲食ができることって幸せなんだなぁということを改めて噛み締める。
”食欲”って人間の睡眠欲&性欲と並ぶ3大欲ですもんね。
ということを考えながらコップ一杯のぶどうジュースをじっくりじっくり味わって飲み干したのである。
次回は”鬼のスパルタリハビリ><;”について書く予定です