がんサバイバー

13/30 6時間の大手術、ついに終わる!

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13/30 6時間の大手術、ついに終わる!

眠りからの目覚め

私が目覚めたのは、ベットに乗せられて廊下を移動している時だった。
手術室から病室への移動への途中のようだ、手術室で「1、2、、、」と言われたのがつい数秒前のような気がして、自分が今どうなっているのか自体が呑み込めず軽い浦島太郎状態である。

頭もボーッとするし全身だるいし、ひどい二日酔いからの目覚めよりも最悪な目覚めである。そんな状態で頭が働くわけもなくしばらく移動していく廊下の天井を眺めていたが、そのうち”あー手術が終わったんだな”ということが理解する

5分ぐらい廊下を移動していただろうかようやくベットが止まる。私の病室に到着したようだ

懐かしの寝床への帰還

移動に使ったベットから寝室のベットに移動すると看護師さんに告げられる。了解しました、じゃぁ移動しますね!と自分で動こうと思ってびっくり。
身体からいっぱい管が生えている&その先はいろんな機械に繋がっていてとても一人では動ける状況ではないではないか!麻酔で眠っていた間にこんなことになっていたなんて、、、
恥ずかしながら、看護師さん数人に抱えられての移動となった。

寝室ベットは今朝まで寝ていたベットなので、横たわるって見ると”あー帰ってきたんだなぁ、手術は終わったんだなぁ”と改めて実感。
でも、ベットの背もたれが少し上がっている。フラット(水平)な状態に戻そうとすると、看護師さんにそのままにしておくようにと言われる。今日はこの状態で寝るとのこと。なんでも胃液が逆流するのを防ぐためらしい。
慣れない人には辛いだろうが、私は出張で使う飛行機でいつもフルフラットにできないシートで寝ていたのでこの姿勢で寝るのは朝飯前だったのが幸いである。

絶食絶水!

看護師さんから”今日は絶食絶水ですからね!!”と念押しされる。何かを食べるのはだめ!というのは胃の手術直後なのでさすがに頭でわかっているのでコントロールできるが、水分は無意識のうちに飲んでしまいそうな気がする。

気を付けねば、、、と思っていても、やっぱり相当意識をしていないと間違えて何度も飲んでしまいそうになる。というのも、無性に口が乾くので唇や口周りを湿らせたくなるのだ。普段何気なく飲んでいた水分が、唇や口周りの乾燥から守っていたのだろう。看護師さんに、口周りを湿らすだけならOKと言われたので、何度か湿らせているうちに気がついたらと眠りに落ちていた。やっぱり手術は身体の体力を相当に奪っていたのだろう。

次回は”手術翌日、人造人間現る!”について書く予定です

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