胃を手術すると起きる現象その2:満腹中枢がうまく動かなくなる
ダンピング症状のところでも書いたが、手術後の胃の大きさを自分の身体がうまく把握できないので
”今胃の中にいったいどれくらいの食べ物が入っていて、あとどれくらい入るのか”
→これが全くわからないのである
逆に、どんだけ空っぽになっているかもわからないので(いわゆるお腹がグーっとなる。とかは無い)
その気になれば、ご飯を食べずにすごせてしまう。まぁ手術の過程で一度胃を輪切りにするわけだから
その時に「胃のセンサーから出ている神経も何本か切っちゃっている」からなんだろうなぁ、と本人は理解をしている
満腹中枢の代わり=胃からの信号:ゲップ
満腹中枢が上手く動かない状態で、胃が一杯になってこれ以上食べたらまずいかなぁというの知る唯一の手段は「ゲップ」だけ。つまり、、
1.食べ物を食べ始めると、次第に胃の中に物が溜まり
2.どこかのタイミングでで胃の中が食べ物でいっぱいになり
3.今まで胃の中にあった空気がそれら食べ物で押し出されて
4.結果的に「ゲップが出る」
という流れである。なのでゲップが出るタイミングを身体で覚えて、出そうな感じがしてきたら食べるのをやめる
ということをしている。最近はやりのAIとかで、胃の中にどれぐらい食べ物が溜まっているかがわかる機械が出来たら絶対買うんだがなぁ(笑)
炭酸が飲めなくなる
ゲップの流れでもう一つ食べ物にまつわる話を。
実は、手術してから炭酸がほとんど飲めなくなった、なぜかというと
炭酸を飲むと
・胃の中でぶくぶくと膨れる感じが気持ち悪い
・ぶくぶくと膨れて、胃が炭酸でいっぱいになる(感じ)
がするのである
強炭酸などは一口も飲めない、、
ソーダーなど炭酸の入った飲料は大好きだったが、一方で身体には良くないと言われていたので、手術によって飲めなくなったのは自分としても諦めがついたので良かった出来事の一つである。
とはいえ、たまーにどうしても飲みたくなることは有るので、その時には、炭酸のボトルを振って炭酸をある程度抜いてから飲むようにしている(単なる砂糖水みたいな感じなので、炭酸をゴクゴクっと飲む、あの爽快感とは程遠いが、、)
次回は”胃ガンの手術した人の食事の話、その4”について書く予定です