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胃ガンの手術した人の食事の話

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胃ガンの手術した人の食事の話

胃を手術すると、食べられるものの種類も食べられる量も両共に少なくなるので
・何を食べるか
・いつ食べるかについては
めちゃめちゃ気にするようになった。それは手術から3年がたった今でも変わらない

胃を手術すると起きる現象その1:ダンピング症状

胃の手術をする発生しやすい症状として”ダンピング症状”というものが有る。
どんな症状が身体に起きるのかというと
・強い疲れを感じ
・冷や汗をかき
・身体がぶるぶる小刻みに震え
・動悸がする

とった感じで、明らかにヤバいというのが自分でもわかる症状。ひどいと気を失いそうになる。

私の場合は、術後半年~2年目にかけてよく起きた。先生に相談したところ、低血糖が原因だから、”飴ちゃん”を舐めなさい、と言われた。以後、会社にも家にもいつでも舐められるよう”飴ちゃん”を常備するようにしている
でも、ここ数か月発生していないので、身体も落ち着いてダンピング症状は発生しなくなったのかもしれない。

ダンピング症状ってなぜ起きるのか?

じゃぁなぜダンピング症状が起きるのか?という質問を皆さん持たれると思うが
私なりの理解は「身体の内臓間の連携がうまくいかなくなって起きる」、である。

身体はブロックをつなぎ合わせた単純な仕組みのように見えて
実際はそれぞれが複雑に絡み合っており(個人の実感として)
1.ある日突然、身体の意志とは関係なく外科手術で胃が1/3になっても、身体はそれを理解できない
2.故に、胃で消化された食べ物を受け取る”腸”は、ものを食べたらX時間後に胃から食べ物が送られてくるだろうなぁ、と思いこれまで通りの準備をしている
3.でも胃の方は小さくなったわけで、昔みたいに消化した食べ物を置いておくことが出来ず、以前の3倍ぐらいのスピードで腸に食べ物を送り込む
4.となると腸にしてみれば、まだ受け入れ準備すらしていない状態でドバっと!!とたっべ物が急激に流れ込んでくるわけだから、訳がわからず戸惑ってしまう
5.結果、なんじゃこりゃー!!と身体の内臓がエンストを起こしていしまい、ダンピング症状が発生する
という事なんだろうなぁというのが、ダンピング症状を幾度となく経験して導き出した私の個人的な理解です。

でも、人間の身体は賢いので、これを何回か繰り返すと、”あれ?もしかして胃小さくなった?”という事を”胃”も”腸”も”他の臓器”も理解をして、お互いの連携がスムーズに取れるようにいろいろと調整を行い、次第にダンピング症状も起きなくなっていくのだと推測しています。

繰り返しになりますが、これらは私の勝手&個人的な理解なので、興味がある人はネットを検索すれば専門ページや書籍がたくさんありますのでそちらを参考にしてください!

この”食事”のトピックを書きだしたときは、1回で書き終わるかなと思っていましたが、書きたかったことの1つ目”ダンピング症状”だけで結構な分量になってしまいました、なので、今後複数回に分けて、”胃ガンの手術をした人の食事の話”について書いていくことにします。”胃ガン=食事の心配”といってもよいぐらい重要なトピックですので、じっくり書いていこうと思います。

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