がんサバイバー

1/30 38歳で胃ガンになる

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1/30 38歳で胃ガンになる

日本人の二人に一人はガンになる時代と言われていますが、で、ガンになったらどうなるの?どうしたらいいの?については具体的なことは知らない方が多いと思います(私自身もそうでした、事前の知識ゼロでガンになりました、笑)

私がガンとどう関わっていったか、その実体験をお伝えすることで、皆さんのガンに対する理解の助けになれば、と思いこのブログの最初のコンテンツとして、まずは私とガンとの付き合いについてお話していこうと思います。

ガン経験者だからお話しできることもあると思いますので、こんなこと知りたい!という方は、記事の一番下にあるコメント欄に遠慮なく質問してください!

どうやって見つかったのか?

会社で行なっている、年1回の人間ドックのバリウム検査がきっかけです。元々胃炎気味で、バリウム検査では胃炎によってできた縦の筋が見えていたのですが、一か所だけ不自然に線が切れていて丸い輪のようになっていました。
ただ、それ以上はバリウム検査では分からないので、胃カメラを飲もうということになりました。
が、その人間ドックは鎮静剤(ぼーっとして痛みを感じにくくする注射)を使わないことをしっていたので、ほかの病院を探して受けますねー、と帰ろうとしたのですがお医者さんに「絶対ダメ!!受けなきゃダメ!」といわれて、その目力に押されて、最短(一週間後)の予約を入れることに。

自覚症状はあった?

よく聞かれる事なのですが、自覚症状は一切ありませんでした。胃が痛いとか、吐き気がするとか、そんなことは全くなかったです。なので、バリウム検査でも、まぁ胃炎かなぁ、ぐらいに軽く考えていました。

人生初の胃カメラでオゥェ~><;

事前に会社の先輩に胃カメラの感想を聞くも、人によって「痛いよ~、いや痛くないよ~」などいろいろで、ドキドキしまくりの状態のまま人間ドックへ。
検査室では、検査の流れの説明を受けた後、のどを麻酔をする薬をスプレーで喉に吹きかけられる。(これが苦い、、、)その後、胃の内部をきれいにする謎の液体をのんで、いよいよ診察台へ。

口が閉じれないようマウスピースを口にはさみ、そのマウスピースの穴に先生が黒い管を通していく。最初から気持ち悪い、、。喉の半分ぐらいまで管が入ると、気持ち悪さはMAXへ。
体は異物を一生懸命出そうとしてオエオエオエオエなるし、先生は早く喉を通過して、胃へ行こうと管を押し込むしで、のどの中で惜しくらまんじゅうをやっているような感じで、それはもう何とも言えない気持ち悪さでした。
(思い出して今書いているだけでも気持ち悪い感じがよみがえってきました、笑)

でも、管が喉を通過してしまえば、後は耐えられない痛みではなく、モニターに映る自分の胃を見る余裕もありました。そんなモニターに映る私の胃はきれいなピンク色をしていて、ガンが有るなんて全くおもえない感じでした。

病理検査

胃の中をくまなく見ていると、先生が怪しい場所を発見!。パット見たただけでは胃潰瘍のような気がするが、念のため。ということで病理検査をしましょうということになりました。
でも、どうやって??と思っていたら、内視鏡のカメラの先にあるピンセットみたいなもので、胃潰瘍の中で怪しい箇所を少し摘まんで取り、シュルシュルシュル―と管の中にあるケーブルのようなものを引っ張って、摘まんだ組織を取り出し、容器に入れていました、すごいなぁ内視鏡。

そんなこんなで、人生初の胃カメラは10分ほどで終了。検査結果は2週間後といわれて人間ドックを後にしました。

ドキドキの2週間

何も連絡なし、まぁ何かあればすぐ連絡くるから来ないことはガンではないのでは?とたかをくくっていました。人間不安なときは楽天的に考える、まさにそんな考えに支配されていた2週間でした。

衝撃の宣告

短くて長い2週間が終わり、再び人間ドックに行って胃カメラの検査をしてくれた先生と再会。で、再開するや否や、単刀直入に「ガンでした」といわれ、説明終了。
でも、こういう時ってドラマみたいに前置きがあったりとか、柔らかく言うとか、励ますとかそういうのってないの???、と思うんだが、それはドラマの世界で実施あの世界はこういうものなのかもしれないと思う。
感情をはさまず淡々と話したほうが、それを受け止める患者さんにとっては一番良いのかも。少なくとも私は、自然と「そっか、ガンなのか」と妙に冷静に受け止めていました。
でも、この後どうしたらいいかのアドバイスも病院の紹介も一切なく、後はよろしく的な感じで帰らされたのは、納得がいかなかったところ。

でも、困ったときは自分で動くしかないよねっ、でもガンになったらまずはどするんだ?何科を受診?紹介状は?と頭の中は真っ白になり、とりあえず現実逃避でその日はそのまま寝床につきました。

次回は”どうやって病院とお医者さんを見つけたか”について書く予定です

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