その1:ベットで横になるの禁止
”早く退院したければ、ひたすら身体を動かすように!!”
と手術前に担当の先生から口酸っぱく言われていた。ただ実際問題手術の直後は身体を休めておいた方が体力が温存できるし良いのでは?なんてのんびり構えていたら、看護師さんから”あの先生は巡回時に横になっている患者さんがいたら物凄く怒ってますよ!”と真面目な顔でいわれ、本気なのだとわかる。となるといつ先生が来るかわらないわけなので、いつ来ても大丈夫なように何もしていない時でも、ベットの上で起き上がっているように意識していた。
なんでベットに横になっているのがダメで身体を動かさないといけないか?という理由だが、”横になっていると肺の機能が十分に使えないので回復が遅れるのだ”と言われた。真偽のほどはわからないが、先生がこれまで何千人という手術患者を見てこられた結果として、ベットで横になっていない患者さんの方が手術からの回復が早かったのだろうと察する。
その2:手術翌日からリハビリ開始!
ベットで横にならないことだけで、身体が自然に回復するほど甘い世界ではないらしく、手術の翌日から早くもリハビリ開始。
午前中の早い時間に若手の体力ありそうな理学療法士(リハビリの専門家)の方が2名病室を尋ねてこられる。これから毎日きてマンツーマンでリハビリをしてくださるとのこと。
って俺はまだそんな歳じゃないからリハビリなんて要らないよー、数日大人しくしていれば大丈夫さ!なーんて思っていたのだが、そんな私の甘え考えはベットから床に降り立った時点で見事に打ち砕かれることになった。
その3:身体が思うように動かなくってもリハビリ、むしろリハビリ!
ベットから出てビックリ、身体のいろんなところが地味に痛くって、それぞれバラバラに動いてしまい全体として身体が全く思うように動かない。
しかもお腹が丸まって身体がくの字になってしまい背筋を真っ直ぐにして普段の姿勢になろうと思ってもそれができない始末、、ってやばくないですか?この状況。
リハビリ初級として、病棟を一周(160メートルあるらしい)してみましょうと言われるが、よちよち歩きで理学療法士の方に点滴とかの台車を持ってもらい、もう一人の手につかまってなんとかヨチヨチと足を前に進められる状況。本当に1メートル進むのに何分もかかる状況で途中で何度も休みながらなんとか一周を周り切る。
ってスパルタなのは一周で終わらないこと。ちょっと休んで2週目突入ってちょっと勘弁してーともはや泣きべそ状態。俺についてくれた理学療法士の人がストイックすぎるのか、これぐらい負荷をかけないとリハビリにならないのかは謎だが、初日からこんな状況では先が思いやられる、、、とほほ。
次回は”痛み止めターボスイッチON!!”について書く予定です