がんサバイバー

8/30 入院 見えない絶壁を渡る

  1. HOME >
  2. がんサバイバー >

8/30 入院 見えない絶壁を渡る

4/24の朝を向かえた。いよいよ入院する日である。
1、2週間の出張がほぼ毎月ある生活を10年ぐらい送っていたので、家を留守にすることに抵抗感はなかった。
なので、いつも通りに起きていつも通りに家を出る。まるで出張に出かける日の朝のように。

病院到着

妻に車で送ってもらい一路病院へ。駐車場は地下にあり、地下のエレベーターに乗りロビー階へ。何度か通った行き方ではあるが、これまでと違うのは次にここを通るのは手術を終えた2週間であるということ、、、
そう考えると、なんだか刑務所に入るみたいで複雑な気分になってきた。

病室へ入る

最終的な入院手続きを済ませ、スタッフに案内されて自分の病室へ。 病室は7階の西病棟:722号室(不思議なもので、今でもしっかり病室の番号を覚えている)
1人部屋にしたのは以前話をした通りだが、部屋にはベットのほかに、洗面台、トイレ―、シャワー、小さなテーブルとイスのセット、テレビ、冷蔵庫が付いていた。
room
病院内で自分だけの空間が確保できたのはとてもうれしかったが、それ以上に嬉しかったのが、部屋の窓からの景色が開けていて開放的&都内の景色が見えて病院らしくなかったこと。(窓から外を眺めていると、自分が病院にいることを忘れそうな感じであった)
outside

ナースステーションへの挨拶

部屋の片づけをした後は、ナースステーションに行きこれからお世話になる旨の挨拶とお菓子の差入れをする(病院によっては差入れはダメというところもあるらしいが、私としては個々の判断でいいと思うんですよね、気持ちの問題だから)

腕輪装着

部屋にいると、担当の看護師さんが挨拶に来てくださり、入院診察計画書/退院支援計画書なるものを渡される。そして、ほかの入院患者さんと間違えないようにということで、バーコードが付いた腕輪をつけられる。この瞬間”あー俺って「入院患者」になったんだ”としみじみと実感した。刑務所のように鉄格子や看守は無いが、私と外の世界の間にある見えない絶壁を渡った、そんな瞬間だった

食べ収め

明日からは手術に備えて特別な食事になるということで、今日のランチ&夕食が手術前最後の普通の食事となった。ランチはちらし寿司で、夕食は魚だった。
入院初日のランチランチ  入院初日夕食 夕食
更に、手術をすると以外小さくなり炭酸が飲みづらくなるということを聞き、飲み納めということで、夕食後に炭酸飲料を購入して飲む。

初日の夜

病院は21時が就寝時間(建物のライトが消える)なので、それに合わせて就寝。
それにしてもこんなに早い時間に寝るのは何日ぶりだろう。
眠れないかな?と思ったが入院前の準備で疲れていたのだろう、すぐに眠りについた。

次回は”ガン手術当日までの2日間”について書く予定です

-がんサバイバー

© 2025 No day, but today! Powered by AFFINGER5