2017年5月5日、その日の朝がやってきた
いつもと変わらない朝を向かえる。いつも通り「6時に起床し、体温を測り、血圧を測り、体重計にのり、そして朝食を食べるという」12日間続けたルーチンをこなす。
最後の朝食は珍しくパン色であった。パン以外のメニューは、豚肉アスパラソテー、野菜千切りサラダ、卵とじスープと、ホテルの朝食のような感じで、私の退院を祝福してくれているようでテンションが上がる。しかも食器もただの皿じゃなくて、ちょっとデザインが入っているところもホテルらしさを増していてよかった。
これを1回30回よく噛み&30分かけてゆっくり食べる
退院に向けての荷物の整理
朝食後は荷物の整理をする。12日間を過ごしたので、それなりに荷物が増えており一苦労であった。
整理した後は、これまた日課のリハビリに出かける。今日で最後かと思うと名残惜しくなるもので、一歩一歩噛み締めながら病棟一周と病院内の庭の散歩を行う。
病院チェックアウト
荷物の整理もリハビリもちょうど終わったところで、退院手続きの為看護士さんが病室にいらっしゃる。荷物をまとめて看護師さんと話していると、元々出張が多かったこともあり、出張先で12日間滞在したホテルをチェックアウトするような錯覚を覚えた。
が、ホテルと違い、当然ながら病室のカギは無いので、カギを返す代わりに、入院時に借りていた着替えを全部返しているか確認し、最後に入院時に腕にはめた「識別用のバーコード付腕輪」をハサミでチョキンと切ってくれ
これで手続き/チェックアウト完了となった。
ちなみに、退院日はゴールデンウイーク中で事務方の人はおやすみの為、入院費用の精算は後日で良いと言われる(踏み倒すことは無さそうだと思われたのかもしれんが、、、結構寛容なのね、笑。)
最後にナースステーションの皆さんに、感謝の気持ちをお伝えすべくちょっとしたお菓子を渡し入院中の御礼と伝えると共に「二度と帰ってきません!」と宣言し、笑いを取って病棟を後にした。
そして、迎えにきてくれた家族のクルマに乗り込みいよいよ病院を後にする。車が病院の敷地を出た後に、後ろを振り返って遠ざかっていく病院の建物を見ると
俺って退院したんだなぁ、
病院の敷地の外に出てもいいんだなぁ、、
自由の身になったんだなぁ、、、
と改めて感じて思わずちょっとウルっときてしまったのは家族に言えない自分だけの秘密である。
これで私の12日間に及ぶ入院&手術生活は終わりを告げました。
でも、、、入院はあくまで手術&手術からの最低限の回復を行うだけ。
元の生活に戻るためには、自宅に戻ってからのリハビリが重要なポイントで、ひきつづきしっかりね!と先生にも退院前に言われていました。
次回以降はこのリハビリの内容について書いていきたいと思います。
次回は”自宅療養スタート!”について書く予定です