二つのリハビリ
普通、入院の時でも食事はいつも通りなのだろうが(食事ぐらいしか楽しみが無いだろうから、いつも以上に食には貪欲になるはず)、胃を手術している私の場合はそうはならず
小さくなった新しい私の胃が、きちんと動いて食べ物を消化してくれるように胃を慣らしていく必要がある
故に、身体のリハビリと並行して食事のリハビリも行う必要があるのだ。つまり、人の二倍リハビリを頑張らなければならず、手術後は何かと忙しいのである。
食事のリハビリの流れ
食事のリハビリとは、具体的に以下のよう流れである(食事のリハビリというのは私が、さっき思いついて作った造語なので、病院で”食事のリハビリ”と呼ばれていたわけではないので念のため)
1.食事の内容:流動食/半固形食(噛む必要がないもの)
参考までに、手術3日後の昼食と夕食です。写真からでも流動食感が十分に伝わってくると思います!
2.食事の回数:1日5回(朝、午前のおやつ、昼、午後のおやつ、夜)
・胃の大きさが1/3になったわけなので、一回当たり食べられる量も当然減る、ということは減った分を回数で補う必要が出てくるので、午前と午後にそれぞれおやつタイムが設けられる(なんだか子供みたいでちょっと嬉しい、笑)、ちなみにおやつで出てきたのはこんな感じ
3.しっかりと噛む:一口30回!
・ゆっくりよく噛んで食べる、胃が小さくなり胃の機能が低下したので
今まで胃がやってくれていた、食べ物の消化作業を口で代行してあげる必要があるとのこと。
・先生からは「30回噛みましょう」と言われる。「よく噛んで食べなさい!」と小さい頃よく言われてたことだけど、今回改めて認識。
4.ゆっくりゆっくりと食べる:一回の食事は30分かけてゆっくりと
・時間をかけて食べる、早食いは胃に負担がかかるので厳禁。
・先生からは「ゆっくり30分ぐらいかけて食べましょう」と言われる。
これも昔から言われている「ゆっくりよく噛んで」に通じるところがあるなぁと、こちらも認識を新たにした。
5.お腹の埋まり具合の感覚を取り戻す
・自分の胃は外から見えないので、お腹の具合(腹八分とか、満腹だなとか)は感覚に頼るしかないが、この感覚が手術直後は全くわからないのだ。。。
・手術後直後は胃もくっついたばかりだし、少し食べただけで胃が張っているらしいく、食べ過ぎ胃に負担をかけたり、最悪つなぎ目が敗れてしまうんじゃないかと、悪いことを考えだしたら無性に怖くなる。。。
これについては、先生がちょくちょく顔を出してくださり、お腹に手を当てて「胃がはっているから、これ以上は食べちゃダメだとかもう、少し食べても大丈夫」などとアドバイスをくださるのでそれをもとに少しずつ感覚を掴んでいった。
・私は、もともと大食いだったので、
「頭では今まで通りの量が食べれるとまだ思っているvsもう食べられない胃の叫び」とのギャップに頭が気づき、食べる量を小さくなった胃に寄せていくのにものすごく時間がかかったし、今でも、油断をすると食べ過ぎてしまい、後から後悔することもある
次回は”お粥卒業!!”について書く予定です